■卒業論文について■

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■卒業研究スケジュール
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・ 7月中旬:春学期中間報告書 提出
・ 8・9月:第1回 中間発表会(夏休みゼミ合宿にて)
・11月下旬:第2回 中間発表会
・ 2月上旬:卒業研究発表会
・ 3月15日:までに 卒業論文 提出
・ 3月26日(卒業式):までに「関連成果物のファイル保存作業」完了;キー返却
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■卒業研究 春学期中間報告書 提出要領
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★中間報告書は春学期の卒業研究の成果をまとめたもので,
★科目「卒業研究1」の主要な評価対象となるものです.
★過去の打ち合わせ資料に記載したもので前期の成果とすべきものは
★中間報告書に記載しておく必要があります.

<提出時期>:7月中旬
<評価基準>:
  ・研究課題および研究アプローチ(解決方法)の明確性
  ・研究結果に関する説得力(客観的根拠)のある意見(オリジナリティ)の有無
<記述項目>:
  //以下は記述内容の例であり、報告書の構成を限定するものではない。
 //基本的には、前期に考えたこと、やったことはすべて記述対象となる。
 //(打ち合わせ資料で報告済みの内容も必要なものは報告書に記載すべき)
  ・研究目的(研究課題/詳細な研究テーマ)
  ・研究アプローチ(解決方法)
  ・研究結果(調査報告;技術課題;解決案;実験結果など)
  ・今後の予定、など。

<チェックリスト>
  ・タイトルは研究内容を適切に表しているか(広すぎず狭すぎず)。
    研究課題とした技術の適用分野/適用対象と技術の特徴がわかるものがよい。
  ・調査結果や実験結果は具体的なデータを掲載し、その考察をつけているか。
  ・自分の意見と文献などから得た知識とをきちんと区別して記述しているか。
   (得た知識は参考文献リストに掲載し,本文中でその番号を引用すること)
  ・以下の項を参考にする。(卒業論文も同じ)
   技術報告書のチェックリスト
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■卒業研究 第1回 中間発表会(院生の研究発表を含む)
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<実施時期>:8・9月(夏休みゼミ合宿にて)

★発表を「フルコースの料理」にたとえると:
 *前菜(研究目的・目標・研究アプローチ)  ← 必要最小限でよい
 *メインディッシュ(やってみたらどうだった)← 各自、自慢の料理で勝負
 *デザート(今後の予定)          ← 最小限でよい
 (CHU)ある年、前菜とデザートが立派でメインディッシュがない発表が多いことあり。

<プレゼン資料>:スライド作成に関して、下記のホームページ参照
 ■学会発表スライドのチェックリスト■
 ・自分が言いたいことを理解してもらうために必要なことだけをその前で説明。 
 ・配布資料の内容をすべて説明する必要はない。発表時間に合わせて話題を絞る。 
 ・議論を活発にするために,プレゼン資料(1ページ6スライド形式)も配布 

<配布資料>:今回は「打ち合わせ資料」ではなく「発表資料」(下記ホームページ参照)
 ■会議心得:<資料作成、議事録作成、欠席届>■
 ・資料、スライドが主体。
 ・論文風の表現。読むだけで、説明を聞かなくても内容がわかるように。
 ・目的は、読者に内容のすばらしさを理解させ、感心させること。

<その他の参考ホームページ>
 ■技術報告書のチェックリスト■
 ■研究成果発表■

注意事項:
  ・実施要領は、下記の「卒業研究発表会」に準じる。
  ・配布資料は、上記の「卒業研究 前期中間報告書 提出要領」に準じる。
  ・議論を活発にするために,プレゼン資料(1ページ6スライド形式)も配布 

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■卒業研究 第2回 中間発表会
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実施時期:11月

評価基準:
  研究プロセスの「広く、深く、高く」でいえば、
 広く調べて明らかにした幾多の技術課題のうち、
  最も力を入れて取り組んでいる技術課題について、
 深く掘り下げて検討した結果を発表してください。
  フルコースの料理にたとえると、
  *前菜(研究目的・目標・研究アプローチ、技術課題)
  *メインディッシュ(やってみたらどうだった)
  *デザート(今後の予定)
 の中で、メインディッシュの汗と知恵の度合いを見る。
  ・汗度:時間をかけているか
  ・知恵度:よく考えているか
 夏合宿2005のフレーズ「手を動かすと頭も動く」は「汗を流すと知恵がでる」という意味。

注意事項:
  ・実施要領は、下記の「卒業研究発表会」に準じる。
  ・配布資料は、上記の「卒業研究 前期中間報告書 提出要領」に準じる。
  ・議論を活発にするために,プレゼン資料(1ページ6スライド形式)も配布 

但し、成績評価ではありませんので、結果の良し悪しは問いません。
結果にいたるプロセスを見ますので、のびのびとやってください。

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■卒業研究発表会
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・ゼミ長が当日の開催案内プログラムを作成し、2週間前までに、ゼミ生に電子配布する。
    1週間前までに、4、5階エレベータ横の掲示版に掲示する。
    当日、会場ドア外に貼る。
  (注)タイトル未提出者は<未提出>とし、期限厳守。
・開催案内記載事項:標題、日時、場所、発表者名・時間とタイトル、デモセッションなど
 メール用案内のサンプル  掲示板用案内のサンプル1  同左のサンプル2
・スライドの作成時、<学会発表スライドのチェックリスト>の項を参考にする。(下記ページ)
   発表スライドのチェックリスト
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■卒業研究発表会 配布資料:卒業論文の学会発表形式(2段組)版
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・長さ:4頁以上で、学会発表形式(2段組)
 (サンプル配布、Wordテンプレート)とする。
 (学外の人に配布という前提で作成)
・部数:両面コピー(部数:ゼミ生数+α)
◆原紙:**両面印刷**の原紙1部を中所へ提出(ホッチキス不要)(→研究室年間報告書)

(CHU)
・中間発表の内容も含めて全体(1年間の成果)を記述。そのためにページ数が多くなるのはOK.
 (記述内容のすべてを発表する必要はない)
・例題に関する実験結果も記述。
・図番は図の下に入れるのが一般的。
・図にはタイトル(説明)も付ける。
・図番を本文の中で引用する。
・参考文献もいれる。
・以下の項を参考にする。(卒業論文も同じ)
   技術報告書のチェックリスト    研究成果発表
★議論を活発にするために,プレゼン資料(1ページ6スライド形式)も配布のこと。

★試作したシステムの機能(What to make)の説明だけなく、
 実現方式(How to make)の説明も必要。
 研究報告としては,
  WHY→WHAT→HOWの順に,HOWまで説明したほうがよい.
  (卒業論文にも実現方式の記載要)

●FAQ
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>>Q:長くなってもよいか?  → 回答「研究成果はすべて記述した方がよい」
<余談>
 パスカルのパンセの中に、
「今日は時間がなかったので、手紙が長くなりました」というフレーズがあります。
::簡潔な文章を書くためには時間をかけて努力をする必要があるということですね。
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■卒業論文(1段組の製本形式版:修士論文と同様の形式)
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◆両面印刷で"2部"作成して、先生に提出。(教員用とゼミ室用)
◆ファイルに閉じたり、ホッチキス閉じの必要はない。
・ゼミ室の2穴パンチで穴あけは必要
◆発表会の配布資料とスライドは、付録につけておく。
・ソースプログラムなどの参考資料も付録にしておくとよい。
・参考文献は、マニュアル類も含めて多いほど良い。

・基本的な注意事項として、「考えたことを書く」こと。
    →考えて、やったこと。
    →考えたけど、やれなかったこと。
    →考えたから、やらなかったこと。
    →考えずに、やったこと、も考察付きで書く。(やったから、考えた!)

・一般に「考えたこと」は「やったこと」よりも多いので、論文は”分厚く”なる。

●一般的なまとめ方
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|論文の構成例  <ゼミ室の修士論文をを参考にすること>
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|1枚目:種別(yyyy年度卒業論文)、
|	  タイトル、	(注)内容を表すタイトル
|	  著者名、所属
|2枚目以降:
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| - 概要  (注)やった成果を簡潔に記述/読者を読む気にさせる。
|       × indicative(項目の羅列)ではなく
|       ○ informative(成果のエッセンス)!
| - 目次
| - 第1章 緒言
| - (中略)   ←後半のメインディッシュの部分の記述は
|         ★簡単すぎるより詳しすぎるほうがよい!
| - 第n章 結言 (注)結果の要約と今後の課題
| - 謝辞
| - 参考文献  ←★多いほどよい(新規性・客観性の間接的証拠)、本文で引用
| - 付録
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●FAQ
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>>Q1。論文のページ数はどのくらいなのでしょうか?
  → 制約なし。ただし、だらだらと長いもの、舌足らずで短いものは論外とする。
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>>Q2。発表前までに、一度論文を作り上げなければならないのでしょうか?
  → 発表の時には、卒業論文の学会発表形式(2段組)版の配布資料だけでよい。

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■卒業研究関連成果物のファイル保存
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卒業論文の付録にソースプログラムをつけるか否かは自由です。
但し、ソースファイルおよび関連ドキュメントは、その頃に
スーパーユーザの指定する場所に残しておく。(下記ページ参照)
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研究成果保存方法(卒業生用)
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