■発表スライドのチェックリスト■
■技術報告の基本:スライド作成の前に
- 研究内容の説明の時は、Why > What > How の順に話す。
- Why(問題):何故、そのテーマを取り上げたのか。何が解決されるべき問題なのか。
- What(解決案):どのような解決方法を提案するのか。誰が何のためにどのように使うものか?
- How(実現方式):その解決案をどのように実現するのか。
-- ”技術者”は、一般にwhatとhowに力が入るが、
whyの説明がないと、議論の視点が定まらない。
■スライドのチェックリスト
- スライドを見ただけで、説明を聞かないで、70%は理解できるか!
-- スライドが主役。説明者は脇役。
-- スライドが、説明の補助のための挿絵になっているのは駄目。
- ストーリはわかりやすいか!
-- 全体と部分の関係の中で、各々のスライドの位置付けは。
-- 目次のスライドを作って、最初に説明するのもよい。
-- 自分が言いたいことを理解してもらうために必要なことだけをその前で説明。
-- 配布資料/論文の内容をすべて説明する必要はない。発表時間に合わせて話題を絞る。
- 1枚のスライドでは、1つのことだけ説明しているか。
-- 何が言いたいのか。
-- タイトルは適切か。タイトルの順番がストーリの骨格になっているか。
-- 重要な事項/キーワードは、スライドの中に記述されているか!
- やったことだけではなく、その理由が記述されているか!
-- 何故そうしたのか/何が有難いのか。
-- 「製品の説明」スタイルになっていないか。
- ・小見出しをつけたほうがわかりやすくないか.
(例)「問題点」「解決方法」;「利点」「欠点」;「目的」「方法」「対象」
- ・図中の→の意味は、明確か。
- ・箇条書きにしているとき,項目間に一貫性があるか.
- ・うまく説明できないならば、その部分を省けないか。
■話し方のポイント
- 話の全体の構造がわかるように話す。
- 話の流れが変化する区切りでは、そのスライドの最初で、ゆっくり、ていねいに話す。
●発表練習への参加のススメ
・他の人の発表練習への参加は必ず自分の勉強にもなります。
・「どこがわかりにくい」という感想レベルのコメントが貴重です。
●プレゼン資料の配布(ゼミ内での発表の場合)
・プレゼン資料を1ページ6枚形式で印刷・配布すると議論の助けになると思います。