■技術報告書のチェックリスト■
- ◎論文一般の注意は、<学会発表>や<卒業論文>の項を参照
◎配布資料のフォーマット例は、<テンプレート>を参照
◎スライド作成の注意は、<発表スライドチェックリスト>の項を参照
- タイトルは、内容を適切に表しているか(広すぎず狭すぎず;**名は体を表す**)。
研究課題とした技術の適用分野/適用対象と技術の特徴がわかるものがよい。
- 調査結果や実験結果は、具体的なデータを掲載し、その考察をつけているか。
- 自分の意見と文献などから得た知識とをきちんと区別して記述しているか。
(得た知識は参考文献リストに掲載し,本文中でその番号を引用すること)
★剽窃禁止
他人の文献から引用した内容を自分の研究成果のように
自分の技術報告書(論文)に記載すること,は厳禁です.
(研究の背景や目的は類似OK)
- 段落(パラグラフ)が細切れになっていないか。(1文1段落など)
- 小見出しや箇条書をうまく利用しているか。
(複数の話題をだらだらと散文的な文章で記述していないか)
- 読点「、」は適切に挿入されているか。
意味を正確に伝えることと読みやすくするために重要。
- 図番、参考文献は、本文中で適切に引用されているか。
##重要###
■自分でレビューする時の心構え
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- ◎「他人が読んで<自分の言いたいこと>が理解できるか」という視点で読む。
×「<自分の言いたいこと>が書けているか」という視点で読んではダメ。
- 段落ごとのキーセンテンスまたはキーフレーズに印をつけて、
章・節・段落間の論理展開が明瞭か調べよ。
- 初めて読む人になりきって、はじめから1文ずつ(1語ずつ)読んでいく。
その1文(1語)が理解されるかチェックしていく。
「わかるだろうか?」、「わかるだろうか?」、と自問しながら読んでいく。
はじめて出てくる用語や技術の説明には特に注意を払う。
- とにもかくにも、「わかりやすさの追求」、そして「追及!」。
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■他のゼミ生にレビューを依頼したときのポイント
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- お互いに他のゼミ生の報告書をレビューしあうとよい。(修士論文では必須)
- さっと読んで、わからない部分を指摘するだけでよい。
修正方法をアドバイスする必要はないので、気楽に実施。
- 他の人にわかるかわからないかを自分で判断できるようにならなければ、
文章力は身につかない。
(何回、他人に指摘してもらって修正してもダメ)
そのためには、他のゼミ生の報告書をレビューする経験が役に立つ。
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■もっとも基本的なこと
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- 自分の文章は自分の分身
自分の文章を批判されたら、身を切られるような痛みを感じる、ようなもののはず。
- これがホントのインテリジェントクローンかも。