■研究テーマの見つけ方■
研究テーマの見つけ方についてのアドバイスです。
◆<基本>
卒業研究発表会や修論発表会に参加して、
研究テーマ選択のきっかけにしてください。
卒業研究テーマ選択に関して、キーワードは「広く→深く→高く」です。
*広く調査して、 (念入りに調査する)
*深く考えて、 (テーマが決まれば深く掘り下げる)
*高く掲げる。 (研究成果を学会発表する)
あるテーマをおもしろい(興味あり)と思うレベル:
*レベル1:おもしろそう。でもまだ調査していない。
*レベル2:おもしろそうなので、ゼミ室で入手可能な資料を2、3調べてみた。
*レベル3:さらにいろいろ調べてみると、やはりおもしろくて、はまりそう。
レベル1では決めないでください。(1年間もちません)
レベル2をクリアしてください。
◆<具体策>
- 中所研究室の創立以来の大方針は、
What you want is what you do.
即ち、すでにソフトウェア関連で自分がやりたいテーマがあればそれをやればよい。
- 基本的には、推奨テーマがあるので、
過去の研究成果(学会発表論文、修論、卒論)を調査して、
おもしろいテーマがあれば、それを発展させる。
( 文部省推薦、じゃなかった、指導教員推奨 (^^;) )
■ゼミの過去の学会論文の入手先
■ゼミの研究関連情報掲載ページ
- 現在、興味を持っている技術があるが、研究テーマは見つかっていないならば
技術名でキーワード検索する(図書館にいく)などして、関連論文をさがし、
その中でおもしろそうなテーマをまねるのが手っ取り早い。
関連論文は、新鮮度から言って論文誌よりも国際会議の論文集の方がよい。
IEEE CS や ACM 主催の国際会議の論文集の概要はホームページにのっているかも。
もちろん、まねから入っても研究成果はオリジナルであること!
- そうでない場合(その1):情報処理学会論文誌の過去3年分くらいをざっと見て、
おもしろそうなテーマをまねるのも手っ取り早い。
もちろん、まねから入っても研究成果はオリジナルであること!
- そうでない場合(その2):拙著「ソフトウェア工学」をざっと見て、
おもしろそうな技術分野をみつけて相談するのがもっと手っ取り早い。
以上
Q:「アプリケーションを特定して研究することを推奨する理由は?」
A:「ニーズ指向の方が具体的に技術課題を検討しやすいため。
ただし、興味が強ければシーズ指向もよいと思う」
(注)
ニーズ指向:はじめにアプリケーションを特定して,その実現に必要な技術の開発
シーズ指向:興味深い技術を発展させて,その応用を後から検討.