■M-base 2000(作:石榑 久嗣)
文献:
石榑久嗣,紺田直幸,中所武司:メッセージフローモデルに基づくエンドユーザ主導型アプリケーション構築・検証技法,情報処理学会 オブジェクト指向'2000シンポジウム,pp.133-140 (Sep. 2000).
特徴:
----<フロー分岐記述にルールを採用し、簡素で柔軟なワークフローを実現>----
1.はじめに
エンドユーザコンピューティングという新しい動向に対応して,我々は,
オフィスなどにおける比較的小規模な業務アプリケーションをエンドユーザが
自ら開発し,自ら保守できるようなアプリケーション開発環境 M-base を実現した.
2.開発方法論と環境
●M-baseのモデリングプロセス
●M-baseの開発環境(外側)とアプリケーション・アーキテクチャ(内側)
3.適用事例
●国際会議のプログラム委員長業務支援システムのドメインモデル
4.フロー分岐の記述方法
●ルールの記述例
●スクリプト言語による定義
public 書類受理(CFP) {
...
[ (作業継続==true && 印刷の有無==true) [ 印刷.印刷(CFP), this.印刷終了通知() ],
(作業継続==true && 印刷の有無==false) [ CFP配布.配布(CFP), メール送信.送信() ] ];
}
●制御コンポーネントによる定義
5.ユーザインタフェースの構築と検証
●UI定義画面
●自動生成されたUI
●UI遷移図による検証
6.シミュレーション検証
●3種類の図式表現を併用したシミュレーション検証
7.コンポーネントに関する考察
●コンポーネントの利用形態による分類
8.おわりに
開発環境
- 開発環境
Java2 SDK1.2.2
- スクリプト言語
Pnuts1.0beta4
プログラム構成
- モデリング&シミュレーションツール
120 クラス(13,000 行)
- UIビルダ
25 クラス(1,500 行)
- アプリケーション実行部
40 クラス(4,300 行)