■M-base 2000(作:横沢 邦一)
文献:
横沢邦一,中所武司:エンドユーザ主導型アプリケーション開発環境M-baseにおけるユーザインタフェースの自動抽出・生成技法の実現と評価、情報処理学会 ソフトウェア工学研究会資料、2002-SE-???, pp.??-?? (Mar. 2002)
特徴:
----<業務モデル内で、UIが必要となる箇所を自動判断し、UIを自動生成>----

1.はじめに

M-baseの中でもUIの構築作業に着目した。本システムでは、 エンドユーザが構築した業務モデルから、UIが必要となる箇所を自動で判断し、 UIを自動生成する。また、エンドユーザが今までに構築してきたUIの履歴情報 を利用することで、エンドユーザに特化したUIの生成を行なう。

2.アプリケーション開発環境M-base


●M-baseの開発環境(外側)とアプリケーション・アーキテクチャ(内側)




●業務モデル構築キャンバスと業務モデル例



3.UI自動抽出・生成技法


●オブジェクトとメッセージ




●過去の起動メッセージ情報も利用したUI生成例




●オブジェクトとメッセージの関係による分類




●メッセージ情報による分類



4.UI自動抽出・生成システム


●UI例




●会議結果メソッドと抽出されるUI




●事務局オブジェクト内の出欠通知メソッド



5.評価


●会議開催システムにおけるUIの自動抽出結果
メソッド名 UI項目抽出率 補足
予約 100%  
予約失敗通知 100%  
出席者通知 100% 余分に抽出
備品予約 100%  
開催通知 100%  
出欠通知 100% 余分に抽出



●UIの自動生成精度の比較実験結果
  照会結果受理UI 個人情報入力UI
学習なし 11P(28P) 42P(50P)
UIを4つ学習 28P(45P) 50P(63P)
UIを8つ学習 100P 76P(84P)