「Marvin Minsky の逝去を悼む」
(2016.3のブログの詳細 2016.3.29)
3/28のCommunications of the ACM Digital Editionのメールに
[Marvin Minsky: 1927-2016] のニュースがあり,逝去を知る.
【参考サイト】
「Marvin Minsky:
1927-2016」By Lawrence M. Fisher
Communications of the ACM, Vol. 59 No. 4, Pages
22-24
http://cacm.acm.org/magazines/2016/4/200158-marvin-minsky/fulltext
【私の著作物での引用】
すぐに思い出すのは,
ニューラルネットワークの古典ともいえる著書「パーセプトロン」と
人工知能における知識表現「フレーム」である.
以下の著作物で引用している.
■著書「パーセプトロン」の引用
・修士論文「思考過程の数学的表現と模擬実験」(March
1971)
http://www.1968start.com/M/bio/olduniv/shuuron.htm
(引用箇所)
本文p.15(1.4節 思考に関連した工学的諸研究について)
「・・・こうした結合係数の変化と,閾値関数をその骨組みとした,
パターン認識,学習機械の研究も多く行われ,
その代表的なものとして,パーセプトロン[34]がある.
(参考文献)
34. M.Minsky & S.Papert:”Perceptrons” The MIT Press,1969.
(注)この本は現在も書棚にあるが,実は当時は一般的だった海賊版. (^^;;
ところどころに下線が引いてあるが,特に,p.231の
[13.2 Other
Multilayer machines]では,赤の下線を使用している.
著者は悲観的意見のようであるが,昨今のディープラーニングは一つの解か!?
■知識表現「フレーム」の引用
・著書「人工知能」(昭晃堂 (Aug. 1988))
(引用箇所)
本文p.106(5章 人工知能言語 5.5節 フレーム)
「・・・1974年にMITのM. Minskyは,人間の記憶構造や推論過程の説明のためにフレームの概念を提案した.・・・」
・著書「ソフトウェア危機とプログラミングパラダイム」(啓学出版 (Aug. 1992))
(引用箇所)
本文p.141,p.155(9章 人工知能)
「・・・フレーム理論を提唱するM. Minsky らが1956年にダートマス大学に集まり・・・
・・・フレームの概念は,1974年にMITのM. Minskyは,
人間の記憶構造や推論過程の説明のために提案した.・・・」
http://www.1968start.com/M/keigaku/index.html
http://www.1968start.com/M/keigaku/sp09.pdf
・著書「ソフトウェア工学」(朝倉書店 (May 1997))
(引用箇所)
本文p.172(19章 人工知能)
「・・・フレーム理論を提唱するM. Minsky らが1956年にダートマス大学に集まり・・・」
以上