■ 1970年代のプログラミングに磁気テープを使用していた!

日経コンピュータ2013.7.25号 「特集 磁気テープ、まさかの復権」  記事

1970年代前半の私の懐かしい思い出:

・私がメインフレームのアセンブリ言語でプログラミングをしていた頃,
 プログラムのソースを磁気テープに保存して管理していた.
磁気テープのサイズは{2400,1200,600}フィートが多かったが,
 2400フィートは結構大きくて重いので,それを分割して,600フィートにして使用
・ソースコード保存用の磁気テープは,3本をセットで使用(以下の手順(8))

当時のプログラム開発手順

 (1) コーディングシートに記入
 (2)パンチ室に依頼→パンチカード作成
 (3)カードリーダで,磁気テープに書き込み
 (4)ジョブカードを用いて,バッチ処理(アセンブル&リンクエディット&実行)
 (5)ラインプリンタの出力結果チェック(16進ダンプでデバッグ)
 (6)ソースプログラムの修正用カード作成のため,コーディングシートに記入
 (7)パンチ室に依頼→パンチカード作成
 (8)ジョブカードを用いて,磁気テープのソース修正
  ★この時,3本の磁気テープをずらして, 入力磁気テープと出力磁気テープを指定
   この方法で過去2回分のソースを保存し、修正ミスに備える
 (9)(4)へ

(関連事項)

・最初のパンチカードとその後の修正用パンチカードも念のため保存
・コンピュータ操作は,通常,センターに依頼するが,
 夜は,オープン(自分で操作する)時間帯があり,30分単位で割り当てられる.
 コンピュータ使用時間を無駄にしないために,前の時間帯の使用者に確認しながら
 磁気テープ駆動装置があき次第,磁気テープをセット.緊張感あり.
・上記手順(8)では,SLU(ソースライブラリアップデート)ユーティリティ使用
・パンチ室が混んでいるときは,自分でパンチ.
・磁気テープをプログラムの実行時の入出力データに使用するときは,
 アセンブリプログラムの中で,フィジカルFCPのコマンドを使用
・使用OS:DOS EDOS EDOS-MSO
 当時、EDOS-MSOで主記憶容量512KB使用できたのには感動!

(参考)情報処理学会 コンピュータ博物館  メインフレーム用OS

以上