■パグウォッシュ会議を覚えていますか? → はい 


 パグウォッシュ会議については,大学3年生のころに何かの本で知った.
今,鮮明に思い出すのは,科学者の平和運動の出発点での前提として, 「人類の存続」が明記されていたことである.
 本を読んだ時,何らかの主義・主張をのべるときには, やはり疑うことのない公理から出発する必要があるので, 最初に人類の存続を前提としていると思った記憶がある.

 また,当時のこの運動に関係した物理学者の著書だったと思うが,
素粒子という名前は究極のものという意味があるので,不適切であり, 中国の「層子」という名前はまださらに細かいものがありうることを想定しているので 適切である,という記述も鮮明に記憶している.
 この議論は唯物論を称賛するような内容でもあった気がする.

<Web検索での関連サイト>

日本パグウォッシュ会議
 「ラッセル・アインシュタイン宣言(1955)」の中に以下の記述あり:
 →「私たちが今この機会に発言しているのは、特定の国民や大陸や信条の一員としてではなく、存続が危ぶまれている人類、いわば人という種の一員としてである。」

ウィキペディア「坂田昌一」
 →「1964年には毛沢東と対面したとき、その無限に続く構造としての素粒子に「層子という名前がよい」と毛が提案したと言われる。」